知り合いの美容師さんに教えてもらったりしながら、小さいころから自分の髪をアレンジをすることが好きでした。実は母親に髪をやってもらうと痛くて、自分で出来ないかなと思ったことがきかっけではあるのですが、笑その年齢時分は美容師にもお花屋さんにもなりたい、なんにでもなりたいと思っていましたね。
そんな私ですが、実は美容室に行くことは好きな方ではなかったんです。美容室は緊張する場所。場所それ自体がおしゃれなイメージがあって、そういった場所で自分を見られるのがとても苦手でした。且つ人見知りが激しくて笑、コミュニケーションがぎこちなく、自分の要望を伝えるのが苦手ということもその当初はあったのだと思います。
そんな私でしたが、逆に自分が美容師の立場になってやってみたいという気持ちが生まれたのもこの頃でした。そんな気持ちを持ち、中学時代美容室の職業体験をする機会があったのですが、毛だらけのロットが無造作におかれていたり、華やかな表面ではなく、裏の実情を見ることで、美容師になりたいという想いが折れてしまいます。そんな体験を経て、高校に入っても美容師になろうとは本気で思えませんでした。卒業にあたっても特にどうしてもやりたい!ということがない中、安定を求め公務員試験を受験します。美容には興味があるけど、現実を見てしまったことでなかなか踏み込めなかったこともあったと思います。
残念ながら公務員試験は受験するも受かることが出来ず、やむを得なくとりあえずどこかで働こうと思っていた時に、美容師の見習いをしながら国家試験が取れるという環境があることを耳にしました。美容師になることをどこかで諦めきれなかった自分もいる中で、意を決してお話を伺うことにしました。お話を伺う中で自分の思った以上に、働く環境が整っており何より会社の雰囲気もよかったこともあり入社を決意します。ちなみに入社した後も、もし美容業界が合わなかったらもう一回公務員試験も受けようと思っていました笑。やってみてダメだったらしょうがない!それぐらいの気持ちでした。